ニホンミツバチの捕獲、失敗の原因とは?初心者が陥りやすい落とし穴6選
ニホンミツバチの捕獲(特に分蜂群の捕獲)に失敗しやすい人には、いくつか共通した特徴があります。
以下にその代表的なポイントを挙げます。
捕獲失敗しやすい人の特徴
1. 巣箱の設置場所が適していない
- 直射日光が当たりすぎる、または湿気が多い場所に設置している。
- ミツバチの飛行ルート(出入りの方向)を考慮していない。
- 周囲に花が少なく、餌源が不足している。
2. 巣箱の匂いが不十分
- 捕獲箱にニホンミツバチが好む匂い(蜜蝋など)がついていない。
- 新品の箱で木の匂いが強く、ミツバチが警戒して近づかない。
3. タイミングが悪い
- 分蜂のピーク時期(地域により4月~5月)を逃してしまっている。
- 朝や昼間ではなく、活動が少ない時間帯に設置・確認している。
4. 待ち箱の構造やサイズが合っていない
- 巣箱が大きすぎたり、小さすぎたりする。
- 通気性が悪く、内部が蒸れやすい。
5. 人間の気配や干渉が多すぎる
- 設置後に頻繁に覗きすぎたり、巣箱の近くで作業をしてしまう。
- 匂いや音でミツバチを驚かせてしまうことがある。
6. 焦ってすぐにあきらめてしまう
- 捕獲は時間がかかる場合もあるのに、1〜2週間で場所を変えてしまう。
- 成功例ばかりに目がいき、自分の条件を客観的に見直さない。
成功のポイント
- 古巣の匂いをつける(蜜蝋をこする、使用済み巣箱を再利用する)
- 花の多い環境を選ぶ
- 設置後は「見守る姿勢」が大事
捕獲には「運」も関係しますが、環境や準備が整っていれば、自然と成功率は上がりますよ。