夏分蜂群の捕獲方法と入居の見分け方
6月に入り日本蜜蜂の引っ越しシーズンも落ち着いてきました。
盆を過ぎればオオスズメバチの働き蜂が動き出すため、いっそうミツバチの引っ越しは減っていきます。
さて、今回のブログはミツバチが入居したかをどのように判断するのかをご紹介したいと思います。
一昨年、私は入居したと勘違いして作業をした結果・・・逃げられた経験があります。
皆さんは私と同じミスをしないように、入居確定サインを知っていただければと思います♪
✅ ニホンミツバチ入居確定の判断ポイント
- 出入りが規則的で活発
- 巣箱の出入り口に複数のハチが規則的に出入りしている。
- 朝から夕方まで活動が続いている場合、ほぼ確実に入居しています。
- 花粉を運び込んでいる
- 脚に黄色い花粉団子をつけた働きバチが巣箱に戻ってきているのが見られたら、女王蜂が産卵を始めている証拠です。
- 警戒飛行が見られる
- 巣箱の周囲を何匹ものハチが飛び回り、外敵や異物に対して敏感に反応するようになります。
- 夜間も巣箱内に滞在
- 夜になっても働きバチが巣箱内に留まっている場合、移動のための仮宿ではなく、定住の意志があります。
- 底板に蜜蝋(ミツロウ)のかけらが落ちている
・巣作りの際に削れた蜜蝋の小片。光に反射してキラキラ見えることがあります。
・入居直後〜数日以内に多く見られ、巣作りが活発に行われているサインです。 - プロポリスの臭い
- 巣箱から甘くて独特な香り(プロポリスや蜜蝋の香り)が漂ってくることがあります。
❗注意点
- 初期段階(分蜂直後など)では、偵察バチだけが来ている可能性もあるため、1日〜3日は観察が必要です。
- 偽入居(しばらくいても定住せず去ってしまう)もあるので、数日様子を見て確実に活動が続くことを確認しましょう。
ニホンミツバチの巣箱の底板に現れるキラキラしたものの正体は、主に次のようなものが考えられます:
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✨ キラキラの正体とその意味
- 蜜蝋(みつろう)のかけら
- 巣作りの際に削れた蜜蝋の小片。光に反射してキラキラ見えることがあります。
- 入居直後〜数日以内に多く見られ、巣作りが活発に行われているサインです。
- 花粉のかけら
- 色のついた微細な粉で、黄色・赤・白など様々。これも光の当たり具合で輝くように見えることがあります。
- ハチ由来の油分(プロポリスや分泌物)
- 非常に微細な油分が光に当たってキラついて見えることがあります。
✅ 観察ポイント
- 巣箱に入居して数日以内に見られる場合:巣作りが順調に進んでいる良い兆候です。
- キラキラが持続的に増える場合:巣が拡大中。群れが順調に育っているサイン。
- 異常な臭いや死骸がある場合:病気や害虫(スムシなど)の可能性があるため注意。